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| 「緩和ケア病棟」 |
| オリブ山病院 院長 上間 一 |
★緩和ケア病棟とは・・・![]() 定義として、「治ることができなくなった患者様を入院させて、入院中にできるだけ病気に伴う苦痛、それは肉体的にも精神的にもやわらげて、残された時間のQOL(生活の質)をできるだけ高くすること」が、緩和ケア病棟の目的となります。 緩和ケア病棟とホスピスという2つの用語がありますが、緩和ケアとは、どちらかというと症状緩和(和らげる)に視点をおいた言葉で、ホスピスとは残された時間をケアして最後まで有意義に生活するといった、全部を含めたものをいいます。元来は同じ意味から始まった言葉ですが、今は意味が少し変わってきて使われ方が違ってきています。 オリブ山病院の目指すものはホスピスケアです。ホスピスというのは、精神的、社会的、肉体的、霊的、全人的な苦痛を全部和らげること。緩和ケアというと、スピリチュアル(精神的)な面までは行き届かず今の痛みや苦しみを和らげることまでしかできない。オリブ山病院はキリスト教精神に基づく医療をするわけで、スピリチュアルケアの面を重視してそこまで含めたホスピスケアを行います。 患者様は癌の末期でも、身体的苦痛、精神的な落ち込みとか不安とか怒りとかいろんなことがあり、社会的には経済的、仕事、家族の心配、スピリチュアルな面では、治らない死の恐怖、生きる意味の喪失、何のために生きるのか、こんなになっても生きる意味はなんなのか、これからどうなっていくのかというものがあります。これらを全部含めてケアができることがオリブ山病院の目標です。 ホスピスの語源は・・・ ホスピスの語源はヨーロッパから始まり、疲れた旅人を温かくもてなす、疲れを癒すという意味から始まってきています。キリスト(カトリック)の修道女たちが、治らない病気の人を、今で言うマザーテレサの看取りの意味で始まったのがそもそもの始まりです。 近代ホスピスはイギリスのシシリー・ソンダース博士がセントクリストファーホスピスというところで始めたのが始まりですね。 ホスピスの、医療範囲は・・・? 医療保険ということからすると、日本では緩和ケア病棟があり対象者は癌やエイズの患者様ということになります。ただ本来のホスピスというのはそれに限定されるようなことではないし、ヨーロッパではこれ以外の末期の患者さんでも入院できるようにはなっています。 先ほどふれたように治ることが望めないような病気の方々の苦しみを和らげるところであり、日本でも少しずつですが、始まってきており、ALS(筋萎縮側策硬化症)とか、そういう方も末期で特に積極的に治療しないで苦痛だけ和らげてほしいという人などいろんな末期の患者さんも受け入れ始めています。 しかし保険適用が今現在無い為入院対象者が限られています。エイズの方も今は治るようになってきていますし長生きできる天寿を全うできる人も増えてきており、医学は今も発達し続けています。 全国の緩和ケアに対する活動内容/求められる医療とは・・・ 全国的団体として日本ホスピス緩和ケア協会というのがあり、ほとんどの緩和医療機関が関係していて、学会としては緩和医療学会、死の臨床研究会などがあります。 沖縄県では琉球大学病院を中心とした医療従事者が参加する緩和ケア研究会があり、前は理事を務めていました。また市民団体参加型の「ホスピスを考える会」というのが、アドベンチストメディカルセンターを中心とした会としてあり、会長をつとめています。医療従事者はもちろん一般の方を含めて緩和ケアを啓発する目的であります。ホスピス入門講座も行われています。来年は鎌田實先生(「がんばらない」という本の著者)をお招きして講演会へお呼びして来年の夏に講演を予定しています。 あまり多くはないですが、この会には患者様自身が来ることもありご家族がくることもあります。医療従事者などはもちろん、緩和ケアに関心のある地域の方々、ボランティア希望の方など幅広く参加されています。 これから考えることとして私自身が考えることですが、今のホスピスだけでなく、もうひとつ病棟を増やしたいと考えています。精神障害者、認知症の患者様で緩和ケアを必要とされている方が入院できる病棟が足りないと感じたからです。 他の病院でこういった精神症状がゆえにケアが難しいとされたり、入院できない状況になった場合、入院先で困ってしまった方々もいます。精神科をもつオリブ山病院が、受け入れられる体制を整えることが当院の使命ではないかと思っています。 それから、今からのホスピスは在宅医療にもひろがっていきます。 全国でも一部のところが少し始まっているかぐらいで、ホスピスの対象患者さんが、デイケアのように昼は病院へ来て夜は家へ帰ることができる。そんなデイホスピスというのを将来的に必要だと感じています。 在宅のホスピス、24時間の在宅訪問診療、往診を拡大する必要があります。 これも個人的な考えなのですが、地域支援ホスピス相談センターというのを設置したい。ホスピス関連の図書、相談する医師や看護師を配置し癌の末期の患者さんやその御家族がきて相談をうける体制、相談センターがあればいいと考えています。 ホスピスデイケアが隣にあって訪問診療で在宅がみれて、必要があれば入院。一般的なホスピスの患者さんと、精神症状のあるホスピスの患者さんが診られると当院の使命が全うされるのではと考えるからです。 ホスピスケアのトライアングルというのがあります。 急性期病院で緩和ケア、入院ホスピス、在宅ホスピスというのがあり、患者さんはどれでも選べるようにしなければならない。どれかをやるではなくて好きな選択ができて、例えば救急病院で病と最後まで闘っていくという方法も手段の一つです。 基本的には多少ホスピスケアも大切ではありますが、それはオリブ山病院の役割ではないです。もうひとつは入院のホスピスケア。最後に在宅ホスピスケアで、あくまでもこちらが勧めるのではなく、患者さんの希望に従ってどれでも選べるようにしなければならないですね。 全国ホスピス協会の資料では、6割ぐらいのかたが在宅を希望されていて、3割ぐらいの方が入院のケアを希望されている。残りのわずかな方が救急病院での治療を望まれているというデータがあります。 本人の意思なので家族の意向は別ですが、自由に選べなければいけないし自由に行き来できなければいけないというのがこのトライアングルのように感じます。オリブ山の役割としては入院と在宅のホスピスを提供していくということです。 デイホスピスや在宅など、オリブ山は精神科もあるから精神科のホスピスも提供していかなければならないのではと考えています。 地域の皆様へ・・・ オリブ山は沖縄県で最初に緩和ケアを立ち上げた病院です。全国的に160施設あまりあるなかでも緩和ケアは19番目にできたかなり早い取り組みの施設です。他にもいろんな病院がこれから作ろうとしていますが、古くからやっている実績と経験がオリブ山病院にはあります。 ケアの質がやはり重視すべき点であり、看護師の数もかなり余裕をもってきめこまかいケアに徹しています。 オリブ山病院は1980年代頃から緩和ケアに取り組んでいました。田頭理事長はじめ、かなり早い取り組みであったと思います。 患者様の在院日数は全国平均40日くらいです。長い人は2年くらい入院される方もいらっしゃいました。しかし今はすぐ入院ということでなく、しばらくは家で療養したいという方も増え、ホスピス外来が徐々に増えてきています。 入院在院日数も年々少なくなってきています。元気なうちはそれまではやりたいことをできるだけやりたい。という思いの方が増えそれがホスピスの考えでもあります。当院の場合ホスピス外来は完全予約制ですのでケースワーカーへご連絡後お越しください。 ある俳優さんも白血病ですが役者をやりながら病と戦 っていますね。また以前入院されていた患者さんの場合、発病して13年目にしてオリブ山に入院されてきました。それまではご主人と旅行に行かれたり、ゴルフもどんどん楽しんでいた方もいます。病気に対する意識は現在変わりつつあります。今は医療も発達してきて緩和するのも進歩してきました。在宅で有意義に過ごされる環境も整えていけるように、これからも地域の医療に貢献できるよう努めていきたいと思います。 |
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| 第12話 胸が苦しい1 「狭心症」上間 一 |
心臓の筋肉(心筋)は、冠動脈から入ってくる血液によって酸素や栄養の補給を受け、収縮と拡張を繰り返しています。 この冠動脈がなんらかの原因によって狭くなったり、つまったりしたために、十分に血液が流れなくなり、心筋が必要とするだけの量の酸素が供給されなくなった状態が狭心症です。心筋が一時的に酸素不足に陥ると、発作的に胸がしめつけられる、胸が強く押さえつけられる、胸の奥がじーんと痛む、胸が焼け付くといった症状が現れます。こうした痛みや不快感を覚える場所は胸の中央部から左肩あるいは左腕などに現れる場合もあります。 労作狭心症は、作業や運動をしているとき、あるいは精神的に興奮しているときに発作がおこるもので、特に起床時、食後、寒いときなどにおこりやすいといわれています。発作の持続時間は、ほとんど3分以内でおさまり、長い場合でもおよそ15分前後で自然におさまります。 安静狭心症は、就寝中など安静にしている状態で突然おこるものです。冠動脈の痙攣(けいれん)が原因と考えられています。労作狭心症より発作が持続する時間が長くなる場合が多いようです。 狭心症の主な原因は、冠動脈の動脈硬化ですから動脈硬化をおこしている人が、狭心症をおこしやすいことになります。喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風、肥満などの動脈硬化をおこしやすくする要因のある人は要注意です。わが国の女性では、安静狭心症が多くみられるのが特徴です。 狭心症の発作がおきたら、安静にし、硝酸薬(舌下錠、スプレー)を用いて、できるだけ早く発作を抑えるようにします。 発作がたびたびおこらなくなっても、発作を予防するために、喫煙者はまず禁煙しましょう。そして、医師より処方された薬を確実に飲んでください。 冠動脈が閉塞すると、心筋梗塞をおこし、死に至ることもありますので注意してください。具体的には、禁煙に加えて、高脂血症の改善、肥満の改善、糖尿病のコントロール、高血圧のコントロールなどが大切です。 |
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| 健康レシピ 「鮭の粕漬け」 「なすのニンニクドレッシング和え」 |
効 能 酒粕の効能? 意外に知られていない酒粕の驚くべきパワー? 米麹や酵母の栄養分をたくさん含んだ「栄養分のカプセル」酒粕は、特に、汗をかいてビタミンやミネラルが不足しがちの夏に、体調を整えるためにも酵母の力を発揮します。昔から暑い夏に飲まれていた甘酒は、夏バテ防止、食中毒予防、疲労回復に効果が高く昔の人の知恵が活きています。 最近では、がんに対する抵抗作用・血管拡張を促す作用・美肌効果・酒粕パックがきかれます。美白効果は、酒粕は保温・保湿に優れているため、入浴剤としてお風呂に入れれば、肌の乾燥が改善され、身体も温まります。また、パックで使用したら、酒粕の有効成分がしっかりと浸透し、冬の乾燥肌に負けない若々しい肌を保つことが出来ます。酒粕は、食べるだけではなくいろいろな方法で活用できます。 (資料:日本酒造組合中央会) |
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| 鮭の粕漬け 【材料 4人分】 【生鮭の場合】 酒粕 200g 酒 150cc しょうゆ 大さじ3 みりん 大さじ2 生鮭 4切れ 【塩鮭の場合】 酒粕 200g 酒 150cc 甘生鮭 4切れ 作り方
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なすのニンニクドレッシング和え 【材料 4人分】
なす(大きめ) 3本 ニンニク 2カケ 中華ドレッシング 適量 作り方
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| 太郎のワンポイント健康体操 | ページトップ▲ |
介護老人保健施設 オリブ園 理学療法士 松岡 太郎
長時間うつむいた姿勢を続けたりすると、首や肩の筋肉が疲れて乳酸という疲労物質がたまり、筋肉が硬くこわばって痛みが生じます。硬くなった筋肉は血管を圧迫するため、血行が悪くなって疲労物質が取り除かれにくくなり、痛みが増してしまいます。痛みを改善するためには、長い時間同じ姿勢を続けないようにし、適度な休息を心がけましょう。今回は肩こりにもいいリフレッシュ体操を紹介します。
1.肩を上げ下げする。腕はブラリとたらしたまま、両肩をもち上げ、力を抜いてストンと落とす要領で行う。
2. 両肩を後ろに引き、次いで前に出す。 3. 肩で円を描くように、肩の前回しと後ろ回しを行う。 4.両腕を上に振り上げ、後ろに振り下ろす。できるだけ真上まで上げ、最後も、できるだけ後ろへ振り下ろすこと。 5.両腕を大きく横に振り上げ、前に振り下ろす。
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| 『健康保険の一部負担金』 |
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| 『インフルエンザのお知らせ』 |
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接種受付期間‥ 2006年11月より 2007年1月末まで |
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| キリスト教なぜなぜ事典! 「聖書の教える救い 聖書のみ、信仰のみ、恵みのみ」 |
なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりです。 聖書(ローマ 1:17) 1517年10月31日、マルチン・ルッターがウィッテンベル ク城教会の扉に95箇条の質問状を貼り付けました。それは当時の聖書から離れ、行いによって天国に入れるという間違った教えに対する命をかけた挑戦でした。それがヨーロッパ全土にひろがった宗教改革の口火を切り、プロテスタント教会が誕生したため、今日はプロテスタント教会の誕生日ともいわれます。教会では宗教改革記念日として覚えられています。 ルッターが訴えたのは、まず聖書のみ、それによって聖書から離れ人間の造った宗教となった当時のカトリック教会と人間である教皇が神のように権限を持つことを否定しました。 そして、信仰のみ、それによって人間が救われるのはイエス・キリストに対する信仰によるのであって、人間の努力によるのではないということを主張しました。さらに恵のみ、救いは神様が決めて、人は恵によって救いを受け取ることであるということを教えています。 聖書に書かれているとおりの信仰をとおして私達は本当の神様に出会うことができます。その救いは私達がイエス・キリストを信じることによって与えられます。さらにそれは神様が一方的に与えてくださる恵なのです。そこに人間の誇りはありません。 イエス・キリストを信じるものにはだれにでも与えられる救い、罪が赦され、永遠の命が与えられる救いをあなたも受け取ってください。 「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、 ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」 聖書(ローマ 3:23,4) |
